2016年度 夏の保全活動 ― 2016年09月27日 11:40
活動は8月20日(土)~22日(月)に行いました。全般的に天気が悪く、晴れ間の除く時は少なかったです。しかしながら、雲が切れ、日差しがさしたときは、のびやかな雪田草原と池塘、オオシラビソ等,、素晴らしい景色が広がりました。
作業は、
・ヌマガヤ等の種取り
・避難小屋から上部の今年度施工木階段脇へ採取した種を播くことと、そこに表土保全と乾燥防止のための緑化マットの敷設
・竜王平最上部の池塘の掘り取りと、その上部の裸地への掘り取り土の客土作業
参加者は、25名程。今年の特徴は、地元清水の民宿の方々、南魚沼市のご夫婦、いつも参加していただいている長岡市の方等、地元新潟の皆様の参加が目立ちました。理由は、今年7月に南魚沼市役所において、地元の方も交えたこの活動についての意見交換会を開催したこと、そして同市役所の商工観光課の方で、市報による本活動の広報を行っていただいたことなどが考えられます。

避難小屋前に集まり、スタッフ紹介、作業説明を行う

潜在植栽のヌマガヤ等の種子採取作業(御機屋下付近)

竜王平の池塘(上部)。上部からの土砂が侵入し、水深が浅くなりミヤマホタルイが水面を覆っている。そのため、水面に移る巻機本山稜線を見る景色が損なわれている。

ミヤマホタルイの掘り取り作業。今回は、約半分の面積を行った。全面積を堀っとったとしても、ミヤマホタルイは多少残り、この池で絶えることはありません。

掘り取り作業後。水面に本山稜線が見えます。手前の泥部分は、来年植生で覆われます。


竜王平から約100m山頂に向かって登った場所。ここに、池塘の掘り取り土を客土しました。ここは、完全に表土が流され、礫層が出ています。そこに客土することにより、植生が回復することを狙った作業です。
掘り取り土は、スーパーの買い物用ビニール袋にいれ、人力で運びます。比較的なだらかな道ですが、少しでも斜度があると結構疲れます。一人30往復以上は行ったでしょうか。最後の方は、突かれて無言になってしまいました。

今年度改修された木階段。その脇に、御機屋下で採取した種を播き、上から緑化ネットを敷設しました。
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